ハ虫類ペット界のアイドル『ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)』。
ヤモリの仲間。
筆者も現在これを1匹飼っている。
※『ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)』の記事もこのサイト内で書いているので、良かったら是非寄っていただきたい。
最近になって、我が家のヒョウモントカゲモドキが『目を開けづらい状態』(ヒョウモントカゲモドキには爬虫類には珍しく「まぶた」がある)となってしまったのである。
『片目を常に閉じている状態』に気付いたのが最初だ。
自身も目をやたら気にしているのが明らかだった。眼球を自らの舌で度々舐めているのだ。
正常なヒョウモントカゲモドキでも時折、自身の舌で眼球を舐める行動(眼球の乾燥を防いだり、水滴を舐めとったりする意味がある)が確認できるのだが、今回はその頻度が高過ぎた為、筆者はすぐに異常に気が付いたのだった。
そしてついには、『両目とも開きづらい状態』(ほぼ常時、両目を閉じている状態)となってしまった。
そこで、『動物病院へGO!』という決断をしたのだった。
「ハ虫類を診てくれる動物病院!?」
「動物病院ってイヌ・ネコだけじゃないの?」
という声が聞こえてきそうだが、
無論「ハ虫類」を診てくれる動物病院は存在する!
ハムスター・フェレットなどの「小型哺乳類」はもちろん、インコやオウムなどの「鳥類」や、カエルやキンギョなどの「両生類」「魚類」、キリンやゾウまで診る専門医まで世の中にはいるのだ。
実際、決して都会とは言えない地域に住んでいる筆者も今回、
『(筆者の居住地) 動物病院 ハ虫類』
で検索するだけで、2〜3件もHITしたのだった。
その中で気になった1件のとある動物病院のホームページへ行くと、問診票をダウンロードできるとのことなので、早速印刷。
「ペットの種類」「飼育環境」「エサの種類」「飼育期間」「今回の症状」、、、など記入欄に必要事項を書いていく。
『ペットに基本 名前は付けない主義』である筆者は、「ペットの名前」の欄はもちろん空欄だ。
そして、診察日当日(病院までは車で数分)。
服を着せたワンちゃんを連れたマダムや、
「ミャアミャア」鳴く子猫ちゃんを連れた若い夫婦、
傍に従順そうな柴犬を連れたおっちゃん
などがいる待合室で、
筆者は1人だけ異質な「ヒョウモントカゲモドキ入りのプラケース」を抱えて診察順を待っていた。
そして名前を呼ばれ診察へ。
名称も分からない最先端っぽいカメラをのぞきながらの獣医さんによる検査。
その映像データをMacのモニターに映し出す。
余談だが、この獣医さんはMacのPCや腕時計もApple Watchであることから、Apple製品に絶大なる信頼を寄せる「意識高い系」の人だと勝手に悟った。
休日にスタバとかに1人で行けばコーヒー1杯を頼み、りんごマークが背面で光るMacBookとかスペック高めのiPadを取り出し、海外の英字記事とかを読んでいるに違いない。
一連の検査を終え、このApple先生が出した診断結果は、
『何かしらの菌による、眼球の沈着物の発生 および 眼球のみならず身体全体の弱体化』
ではないかということだった。
そこで、抗生物質の投与を目的とした「注射」を行うとのこと。
我がヒョウモントカゲモドキの腕にチクッと1発。
意外にも、暴れることなく大人しく処置を受けた。
数秒の処置であった。
そして、、、、。
、、、。
、、。
その次の日にはなんと!『片目が開いている』ではないか!
凄まじい即効性だ。
改めて、『医学の素晴らしさと医師への敬意』を感じた。
「今後も数日おきにあと7、8回くらいは通院してね。」ということで、
その後も通い続け、その度に簡単な問診と数秒の注射をしてもらい、
徐々に回復していき、『両目とも開く状態』までに戻ることができた。
我が家のヒョウモントカゲモドキは今日も元気に、エサを求めノソノソさまよったり、くたーっと寝そべったりしている。
最後に今回の『教訓』を以下にまとめる ⬇︎
① 都会でも地方でも、探してみると近くに『イヌ・ネコ以外のペット動物(エキゾチックアニマル)を診療可能な動物病院』はきっとある!「こんな動物は流石に無理かなぁ、、。」と諦める前に検索すべし!
② 「素人判断」で「病状」を決めつけない!『プロ(獣医師や信頼できるペットショップ店員など)』に判断を仰ぐべし!
③ 大型動物だろうと小型動物であろうと、高価なペットであろうと安価であろうと、飼育を始めたのは飼い主のあなたです!『費用は惜しまず、最期まで。飼い主としての当然の責任』を全うすべし!
以上、同様に困っている読者の少しでも参考になれば嬉しく思う。